【アメリカ新婚旅行】 6日目 part5 恒例の宿探し

Canyon De Chelly National Monument(キャニオンデシャイ)の次は、ひたすら西に、目標はTuba City(テューバ・シティ)。
ここ、chile(チンリ)から行くには、Arizona State Route 264(アリゾナ州立 264号線)を西に向かう。
通る場所全域がインディアン居住地である。

時間はそろろろ3時。途中で珍しく渋滞があった。こんな田舎道で渋滞だったので珍しかった。

渋滞で車が止まっている間、窓を全開にした。気持ちのよい風が車内に入ってきた。
気温も湿度も丁度よく、木陰で昼寝したらさぞかしきもちいいだろうなぁと想像していたら、車が動き始めた。

道路工事だったのだが、面白い光景をみれた。逆走するおかしな車がいるなと思っていたら我々の渋滞してる列を前後で囲んでまるで、護送船のような状態で方側一車線の道を走るのだ。

長い区間で、途中の横道など沢山あるのでこのようにしてやったほうが安全なのか。と思いながら、清々しいわずかな休息を終えた。

ここはほとんどが、ナバホ族の居住地だが、一部だけ違う場所がある。丁度、チンリからテューバ・シティの間ぐらいに、HOPI(ホピ族) の居住地がある。
先ほどの渋滞を終えて、ホピ族の居住地に差し掛かったころに、天気が崩れてきた。

旅行者向けのお土産屋さんなどもあり、興味をさそわれたが時間と少し雨が降っていたのであきらめた。
ちなみに、このホピ族がキャニオンデシャイで遺跡を作ったアナサジ族の末裔である。

ホピ族は大抵どの家もアメリカのよくある貧しい家建築様式に住んでいるが、まれにアドベの家があると感動する。

道はダイナミックに山を登り、また下りを繰り返し道は続く。

あと、1時間ぐらいでテューバ・シティ(Tuba City)という所で少し道の様子が変わった。
グランドキャニオンに近いのか、遠くに海が見えるような道になった。
遠くが何もない、まっすぐな道をひたすら走ると、本日泊る予定のテューバ・シティにやってきた。

州道264号線と、国道160号線が合わさる所が丁度町の中心地のようだ。
国道160号線沿いが繁栄してるのかとおもいきや、国道160号はただの大きい道路で幹線道路のもよう。

直ぐに引返して先ほどの州道264号線をまっすぐいくような形で町に入った。
しばらくすると、宿の看板が。

よし、そこにしようとしばらく行ってみると。。ない。もっと先かとおもい車を進めると辺り一帯の雰囲気が怪しい感じに。

いや、結構まえからスラム街の雰囲気があったが大分ヤバい。
家のドアに板がはられてすんでいるのか、放置されているか分からない家。落書きがいたるところにある。

道路も非常にわるく、デコボコでスピードが出せない。道は狭くなる。

こういうのに免疫がない妻でも危険を感じとったようだ。

「なんだかここヤバいね」そうこういう内に道はT字路になった。引返したいけど引返すだけのスペースがない。
たまに車とすれ違うがどれも古いぼろぼろの車だ。どうやらここはスラム街のようだ。

当然、写真を撮ってる余裕はない。
かわりにストリートビューでみてもらいたい。

T字路を右に曲がると、どうやら小さい丘を登るような道になった。そこで右折出来る場所があったので速攻でそこで引返した。
道の途中に学校もあったのだが、うす暗くとても学校の雰囲気じゃない。

とにかく道を戻って明るい場所をと思い途中で左折したがここでも悪夢が。

どの家も、今にも吹き飛びそうな作り。
やはり、最初に来た道を戻ろうと思い、再びUターン。元の道に戻ってわかった。
ホテルはあった。しかし、スラム街と隣接していて、ホテル自体も汚くとてもホテルだと認識できない。

仕方なく、最初の州道と国道が交差している所にいくと、超絶綺麗なホテルがある。

高そうだが、安全がお金で買えるなら安い安い。
Moenkopi Legacy Inn & Suites ここのホテル。

外も豪華だが、中も綺麗。早速入って予約を。。。。本日は、予約で一杯

我々は、照りつける太陽を浴びながら、焦燥感一杯でホテルを出てとりあえずどこかで駐車して作戦を立てようと思い車を出した。
そして、どこか適当な場所で車をと思ったが、どこに行ってももう危険な感じがして嫌だった。

市内を道に迷ったりして、またあのスラム街の入り口に戻ったり色々ぐるぐるしたが、あきらめて今日はこの町を出ることにした。

Kayenta の謎のトイレから Chinle まで

宿が見つからない

2013年のアメリカ旅行記事一覧

【アメリカ新婚旅行】 5日目 part4 モニュメントバレー(Monument valley)を眺め、カイエンタ(kayenta)に泊る

乾燥した不毛な大地 ユタ州東部

Moab から、Kayenta までの道。途中からインディアン居留地となる。
どこも赤い大地と乾いた空気に照りつけるような太陽が印象的だ。

ここは、いわゆる不毛な大地。稀にみる畑には必ず巨大な散水機がある。
電力なしの農業は成立しないようだ。

私はここの気候が好きだ。乾燥した空気は不純物がないような感じがする。
照りつける太陽も、心地よい。長時間は辛いが日陰に入ってしまえば心地よい温度となる。
なんと言っても空の青い部分が綺麗。雲があると白と青のコントラストが際立って美しくなる。

なので、エアコンをかけて運転中は非常に心地がよい。
腕など太陽の日に当たっている部分は確かに熱いが、余計にエアコンの冷たい空気が気持ちよく感じる。
やはり、快適に過ごすにはエネルギーが必要だと言う事が実感できる。

いまでは不毛な土地であるが、かつては森があり木があったようだ。その証拠に周辺に立派なインディアンの遺跡がある。
遺跡には沢山の木が燃やされたあとや、建物に沢山の木が使われた痕跡がある。
しかし、人口爆発とエネルギー問題で全ての木は倒され現在の不毛な砂漠になってしまったようだ。
この気候では、森の再生スピードと人間が使う資源とでバランスが取れないのであろう。

考えてみるとこの灼熱の太陽。少ない曇りと雨。日中と夜での温度の高低差。これらを上手く利用すれば自然エネルギーで自活もしくはエネルギーの売買で商売できるのではないか。
しかし、もしそれらを上手く使える技術が出来たときには、後から来た人たちに再び土地を奪われるインディアンの姿が見えなくもない。

突然あらわれるアーチ。

さて、道は U.S. Route 191号線を南下。
しばらく行くと、道沿いにアーチが!!

道路から見えるアーチ。Wilson Arch (ウィルソンアーチ)
道路から見えるアーチ。Wilson Arch (ウィルソンアーチ)

Wilson Arch (ウィルソンアーチの裏側
Wilson Arch (ウィルソンアーチの裏側
Wilson Arch (ウィルソンアーチの周りの光景
Wilson Arch (ウィルソンアーチの周りの光景

Wilson Arch (ウィルソンアーチ)というらしい。

大きな地図で見る

道を進むと、モンティセロ(Monticello) という町にでる。さらに少しいくと、ブランディング(Blanding)という町につく。
どちらも、この田舎にしては結構な町といった感じでなぜこのような辺鄙な所に二つの町が隣接してるのか謎は残る。

その先に、Utah州立道路 262 と交差する所があるので左折すると、ホーブンウィープ(Hovenweep) という所に行ける。
今回は行ってないが、立派なインディアンの遺跡がある。
写真でしか見てないが、不思議な感じと歴史のロマンを感じるので是非行ってみたい。が、今回は時間がなく左折せずに先を急ぐ。

しばらくして、ブラフ(Bluff)という町を過ぎると道はU.S. Route 163号線となる。

遂にモニュメントバレーが見える

U.S. Route 163号線に入ってしばらくすると、グーズネック州立公園(Goosenecks State Park) のへの行く道と交差するが、そこには明日行くことにした。。

このU.S. Route 163は、景色が良いので有名で、遠くに見えるモニュメントバレーが時間や位置で表情を変える。

カーブや丘を抜けるたびに綺麗な直線が待っている
カーブや丘を抜けるたびに綺麗な直線が待っている

遠くにモニュメントバレーが見える
遠くにモニュメントバレーが見える
その周りの光景のパノラマ
その周りの光景のパノラマ

ただ、このとき妻が運転しており彼女いわく
「道路の線しかみてない」との事だった。
たしかに、道は路肩が少なくすぐそこが崖のような所もあるので少し難しいようだった。運転を代わり再び車を走らせたがしばらく彼女の機嫌は治らなかった。

運転の交代のついでに写真を撮っていたら、他の車も止まり始めた
運転の交代のついでに写真を撮っていたら、他の車も止まり始めた

綺麗な場所があるたびに止まって写真を撮る

景色がよいところに必ず駐車場があるので、撮る
景色がよいところに必ず駐車場があるので、撮る
周りは、ただただ何もない。大地澄んだ空
周りは、ただただ何もない。大地澄んだ空

しかし、近づいてくモニュメントバレーの美しさみたらそんな不機嫌も一瞬にして不機嫌が治った。

段々モニュメントバレーにも近づいてきた
段々モニュメントバレーにも近づいてきた

近づくにつれて、色もはっきり見えてきた
近づくにつれて、色もはっきり見えてきた
雲、空、大地、道路。全てが素晴らしい
雲、空、大地、道路。全てが素晴らしい

モニュメントバレーは明日行くので今日は入り口は通りすぎてそのまま、カイエンタ(Kayenta)を目指して走る。

段々、日も沈んできた。通り過ぎる車の運転手を見るとネイティブアメリカンの方が結構いた。
ちなみに、この事を妻に言ったら
「インディアンどこにいるの?」と騒いでいたが、彼女はどうやら羽などで装飾されている姿を想像していたようだ。

普通のTシャツ一枚だよ」というと残念がっていた本人もTシャツだったが。

本日の宿を決める

モニュメントバレー園内に最近ホテルが出来たのとのことで出発前から予約をとろうとしたが一杯で取れなかった。入口付近にあるホテルも予約が取れなかった。
カイエンタに行けばどこか泊る所はあるだろう。
なので、カイエンタにある、カイエンタモニュメントヴァレーインに予約無しで行くことにした。

宿に行き空きを聞くと、喫煙しかなくしかもお高く2 beds の部屋で 300ドル近くした。いや、こんなにお高い所泊ったのは今回の旅で最初だったが、時間もないし他を選んでいる時間に埋まってしまったら怖いのでここにする。

Kayenta Monument Valley Inn の中
Kayenta Monument Valley Inn の中


大きな地図で見る

夕飯はジャンク。野良犬が狙ってる

ホテルにレストランがあるが、そんなの使えるわけなく隣のコンビニでジャーキーとポテチを購入。
妻はポテチが大好きだが、、ポテチを持つ妻の顔は険しかった。しかし、妻がサラダを発見するとテンションが上がった。
どうやら、深刻な野菜不足の陥っていたようだ。
日本ではポテチ規制を敷いたぐらいだったが、この時はポテチがあっても嬉しそうな顔をしてなかった。

アメリカの旅でレストランをケチると、野菜を食べる機会がなくなり野菜不足に陥る。炭水化物、乳製品、肉は手に入りやすいのでサラダや野菜があればすぐに手に入れることだ。

テンションの上がった妻は、ホテルの看板の撮影とホテルの前にいたワンちゃんを撮っていた。

あ~ワンちゃんだ
あ~ワンちゃんだ
轢かれちゃうよ。飼い主はどこ?
轢かれちゃうよ。飼い主はどこ?
ノラだよ
ノラだよ

それ、飼い犬じゃなくてノラ犬だから狂犬病とか気を付けて。というと妻は走って逃げてきた。

アーチーズ国立公園 (Arches National Park) からモアブ(Moab)へ

モニュメントバレーの朝日を見る

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