【アメリカ新婚旅行】 5日目 part2 アーチーズ国立公園 (Arches National Park)

アーチーズ国立公園へ行く

デッドホースポイントを見終わったら再び Utha 313号線へ戻り元来た道を戻る。
U.S. Route 191号線にぶつかったら右折し南方面に行く


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しばらくすると、大きな岩を迂回するように大きなカーブを曲がるとその先にアーチーズ(Arches)国立公園の入り口が見える。

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反対側から来たほうが入りやすいく、ゲートの入り口で渋滞になっていた。

とにかく、平日にも関わらずこの渋滞ぶりは凄い。

ゲートでは、年間パスをみせて通る。

巨石の自然のアートの世界に

ゲートを通ると、巨大な岩を登るように道が進む。巨大な岩を登りきると台地に出る。
天気も良かった。青い空、照りつける太陽と澄んだ空気で気分は最高に良い。
走っているとところどころに駐車場がある。その駐車場は景色を見るためのもので、遠くに見えるアーチや、今にも落ちそうな岩のバランスロックやら色々ある。
ちなみに、アーチーズには、アーチ状の岩が何個かある。今回は全て見ないが、駐車場から直ぐに見える場所もあれば、トレッキングでしか見れない所も数か所ある。

アーチーズ(Arches)は、ユタを代表する国立公園であり、ユタ州の車のナンバープレートのデザインにも採用されている、岩のアーチである。
アーチーズの見どころは、デリケート・アーチ。ここはトレッキングをして見に行かなくてはならない。
トレッキングは、ちょぅとした山を登り。山は岩肌むき出しで日陰の休憩場所がほとんどない。夏じゃなくとも十分な飲み水を用意しておくこと。
舐めてかかると、後で痛い思いをします。

アーチーズ入り口付近にある巨大な岩。
アーチーズ入り口付近にある巨大な岩。

とにかく、メインのデリケート・アーチへ向かう。

トレッキング

駐車場につくと、ガチ登山の格好した人が数人いた。はっきり言ってあそこまではやりすぎだと思うが、用意をするに越したことはない。
もしかしたら、観光の人とは違うルートで行くのかもしれない。
我々の装備は、リュックとスニーカー、水は水筒とペットボトル、そしてジャパニーズの証しであるヒラヒラ付きの日傘である。

登山口の近くに古い家がある。昔の開拓時代の家を歴史的な意義で残しているらしい。家を見ると立派な丸太で組まれている。
しかし、この一帯にこのような立派な丸太はない。遠くから運んで来たのか、それとも昔生えていたのを全て伐採してしまったのか。
もちろん、冬は雪が降るほど寒いのでもし以前はここにも大木があったとすれば全て伐採してしまったのであろう。
もし初めからそんな大木がなければ、こんな不毛な土地に住もうなんて思わない。それとも当時にしては豪華な別荘だったのか。

開拓時代の家らしい。近くの説明によれば一家で暮らしていたようだ
開拓時代の家らしい。近くの説明によれば一家で暮らしていたようだ

登山を始める。最初は、結構周りもテンション高くて走りながら登っている親子などもいた。
しかし、10分もするとみなしんどい顔になってくる。とにかく暑い。日差しを遮るものがない上に、地面も砂地から岩の上になってくる。
岩からの反射熱もあり板挟み状態になる。

デリケートアーチへのトレッキング
デリケートアーチへのトレッキング

人もまばらで
人もまばらで

途中途中で、石を積み上げたものがある。恐山を彷彿とさせるが。

迷ったらこれを見印にするとよい
迷ったらこれを見印にするとよい

これは、道を位置を表したオブジェであった。迷ったらこの石を積み上げてあるオブジェを見ながら進むとよい。
ゆっくり歩いていると、集団にはぐれて周りに誰もいなくなるときがある。

登りきったところで一瞬道に迷ったがなんとか戻れた。とにかく暑くて、思考能力も衰える。
20分ぐらい登ったところでやっと急な登りがなくなった。

やっと登りが終わりかというときに回りに誰もいなくて一瞬焦った
やっと登りが終わりかというときに回りに誰もいなくて一瞬焦った

そして、やっと休憩できる場所があった。大きな岩がありそこの下が日陰になっていた。

やっと少し休める所を発見
やっと少し休める所を発見

地面は少し平坦になっていて、弱い所が浸食でくぼみになってデコボコしていた。
終わりはまだか。この大きな岩を超えた先に
終わりはまだか。この大きな岩を超えた先に

休憩が終わればまた出発。少し歩くといかにも最後の登りと行った場所についた。
上をみると狭い道を登るようだ。人々がお互いにぶつからないように歩いている。
我々も同じようにそこを登る。

道も狭く、踏み外せば崖
道も狭く、踏み外せば崖

踏み外せば崖。景色は絶景
踏み外せば崖。景色は絶景

自然の芸術デリケートアーチに出会う

途中に岩の間に穴があいた場所があり、そこの穴から写真を撮るひとがいた。私も岩を登り同じように上るとそこからデリケートアーチが見えた

岩の上に穴が開いている。これもアーチーズができる前段階か
岩の上に穴が開いている。これもアーチーズができる前段階か

登ってみてみると、穴の向こうにデリケートアーチが望める
登ってみてみると、穴の向こうにデリケートアーチが望める

少し遠かったが感動した。その場所を降り妻に後少しで到着だとつげ先を急ぐ。
大きな岩を登るような道だ。その細い道から岩を大きく回りこんだ先に目的のデリケートアーチが現れた。

先ほどとは違い、目の前にあるデリケートアーチは巨大で写真でみるより遥かに大きい。
しかし、大きさよりもその威厳ある佇まい、力強く地から生えているその姿はまるで別の惑星にいるかのような感覚になる。
しばらく、呆然となった。いままで疲れはどこかに吹き飛び、唖然となって立ちつくす。
周りをみると、同じように周りもただただ立ちつくす人。

落ち着いてくると、近くによったり写真をとる余裕が出来てくる。
我々も皆と同じように近づき写真を撮った。

一番最初にみた光景
一番最初にみた光景

少し近づいて撮った
少し近づいて撮った
パノラマでの撮影
パノラマでの撮影
さらに近づいて撮った。美しく大きい
さらに近づいて撮った。美しく大きい
写真のようにすり鉢状の所にある。これも浸食と風化が作ったのか。
写真のようにすり鉢状の所にある。これも浸食と風化が作ったのか。
デリケートアーチの奥にある谷の様子。かなりの高低差
デリケートアーチの奥にある谷の様子。かなりの高低差

なにしろ、今までとは空気が違うというか見ていると本当に現実なのかわからなくなる錯覚に陥るのでしばらく時間をかけてその場でゆっくりしていた。
もちろん、体を休めるという意味もあったが暑い事も忘れてしばらく見入っていた。

名残惜しいが、時間がない。体力も回復したので帰る事にした。

デリケートアーチも中盤にあるよ

デッドホースポイント (Dead horse point)

アーチーズ国立公園 (Arches National Park) からモアブ(Moab)へ

2013年のアメリカ旅行記事一覧

【アメリカ新婚旅行】 3日目 part3 イエローストーン トレッキングと夕食編

イエローストーンでトレッキング

帰りに少し長いトレッキングコースを回って帰ろうという事になった。
アメリカの国立公園はトレッキングコースが多いので是非歩いてみてみることをお勧めします。

たいていの場合、絶景はトレッキングコース内にあったりします。
それは、絶景ほど環境の負荷を減らすために道路を近くに作らないのか、
歩いて苦労したから絶景に感じるのかわからないですが、いづれにせよトレッキングで見た光景の方がいい時が多いです。

コースの途中にある綺麗な温泉。
コースの途中にある綺麗な温泉。
ここもまた、綺麗な温泉だった
ここもまた、綺麗な温泉だった
上の写真の説明付き
上の写真の説明付き
途中にあった小さな温泉
途中にあった小さな温泉
まさに低地の温泉地帯を歩いている感じ
まさに低地の温泉地帯を歩いている感じ

それに、車ばかりの移動だと運動不足なのでよい運動にもなります。

さて、帰り際によったコースは結構ながく40分ほど歩いた。
光景は、綺麗な温泉はもちろんまさにこの世の果てのような光景もあってとても感動した。

トレッキングロード
トレッキングロード

トレッキングロードにあった絶景。戦争の後のようだ
トレッキングロードにあった絶景。戦争の後のようだ

まさに焦土
まさに焦土

トレッキングコースにある雄大な構図。湯気が出ている
トレッキングコースにある雄大な構図。湯気が出ている

今までは、少し見て車乗ってなので寒いし、少し休んだと思ったら外に出るの繰り返しだったので少し辛かった。
長いトレッキングコースなら途中から体は暖かく快適に過ごせた。適度jなアップダウンもあって上からみる光景や下から眺める光景など同じ場所でも様々な表情が楽しめる。

イエローストーンの最後は滝

最後にと滝による。
とにかくこの時眠くて眠くてヤバかった。トレッキングコース中もそうだが、カメラの電池がないのでiPhoneなのもテンションが下がった。

滝に寄った
滝に寄った
滝のある場所の逆側を撮影。綺麗な森が見える
滝のある場所の逆側を撮影。綺麗な森が見える

夕飯はスペイン料理

West Yellowstone につくと早速夕飯ということになった。

夕飯は、宿から歩いて3分ほどのスペイン料理 Cafe Madriz となる。

外観。食べ終わった後に撮ったので暗い
外観。食べ終わった後に撮ったので暗い



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ミートボールの料理と、パエリアが絶品。
店長もテンションが高くて楽しいお店でした。
他の客も楽しそうにワインを開けていたが我々は子供の手前お酒は控えた。いや、正確に言うと酒好きなのは私だけなので私が一人で控えたといったほうが正しいかもしれない。

Cafe Madriz のミートボール美味しかった
Cafe Madriz のミートボール美味しかった
Cafe Madriz のパエリア。最後の米になろうとは
Cafe Madriz のパエリア。最後の米になろうとは

この日ばかりは食が進む進む。そして、この日をもって数日間まともな料理にありつけないとはこの時想像できたであろうか。
店の対面にランドリーを発見。この先いつランドリーに出会えるかわからないのでこのタイミングで一度洗濯することにした。

洗濯も命がけ

夜は9時。我々夫婦は人気のないランドリーに入る。なぜか、シャワールームもついている。トイレは女子が壊れているがので男子トイレが共用になってる。
また、トレイがずば抜けて広い。ここは、昔お風呂もついていたのかもしれないというほど大きい。

洗濯機を回す。洗濯は2ドル。25セント(クォーター)を8枚、コイン入れにおいて押すと開始される。
潜在はランドリーで売っていた Tideを選択。

妻が、カメラの練習がてらに撮った写真
妻が、カメラの練習がてらに撮った写真

洗濯には1時間かかる。さらにそのあと乾燥もある。
我々夫婦が二人でここにいるのは時間の無駄である。どちらかが、部屋に戻って風呂に入るなりの事をしたほうがよいと妻に提案。
風呂の長い妻に部屋に戻るように言うと一人では歩きたくないと。
ランドリーから宿まで4分ぐらいか。しかし、夜道には誰もいない。しかし、ランドリーから宿までの工程のほどんどは見えるし、死角に入ったとした時はもう既に宿である。

「ならばランドリーに残るか?」
と聞くとそっちはもっと嫌だと。
妻いわく、ここのランドリーのオーナーは猟奇的殺人犯である。
血を洗うためのシャワー。巨大なトイレは、骨の処理に使う。
なによりも、この20個はあろかという大量の乾燥機は、人間を乾燥させて粉上にする能力があるという。
そうして、粉にされた人間はパルメザンチーズのようにピザの横に置かれるという。

と話していたその時、妻が驚愕の事実を発見する。
外にベンチと机があるのだが、その机にコーラが置かれている。10個ほどか。全て未開封である。
妻いわく、先ほどまでこんなもの無かった。

不気味なコーラが置かれている
不気味なコーラが置かれている

なので、どうしても粉になりたくないという妻を説得しようとしたが、逆に彼女は怒りだしてさっさと歩きだしてしまった。
今度は、私が心配になり結局宿の事務所の所まで送っていった。彼女の作戦勝ちだろう。

洗濯が終わり衣類を乾燥機に入れる。
外で声が聞こえた。どうやら、Cafe Madriz から最後のお客さんが帰ったようだ。最後の客は酒でも相当飲んだのか結構な大声でしゃべっている。

そのうち、Cafe Madrizの電飾が消えた。

洗濯屋のMadrizちゃん

ふと、ランドリーの入り口をみると営業は 21:00 までとなっていた。もう1時間も過ぎている。私はいつ追い出されるのかビクビクしていたら人がやってきた。
あれ!!
どっかで見た人だと思ったら、先ほどの Cafe Madriz のオーナーだった。しかし、店でみた明るい表情は消え去り疲れ切った顔だった。
そして、絞りだすような声で
「まだ、閉めないから使ってていいよ」と言ってくれた。その手には大量のナプキンがあった。

Cafe Madriz だけではやっていけずに、コインランドリーもやっているのか。もしくは、コインランドリーだけではやってけずに Cafe Madriz もやっているのか。
確かに、ここはメインストリートから離れた場所。 と変な心配をしてしまったが逆で土地持ちの道楽かもしれない。

恐らく、いつもは9時ごろに店を閉めていたのに今日は土曜日の夜で客も多く疲れたのだろう。
なんだか、長い時間使ってるのが悪い気がして完全に乾く前に衣類を取り出してしまった。

飲酒後の運転は安全運転でお願いします

衣類を宿に運ぶと、妻と二人でコンビニに買い物に出かけた。どうしても寝る前にビールが欲しかった。
ちなみに、この旅で毎晩必ずあの巨大ビールは飲んでいた。

コンビニに行くと、大声が聞こえる。何か!と見たら、大きな古いトラックに乗ったおっちゃんと警察が話をしている。

警察 「おい、もういい加減にしておきなよ」
おっちゃん「ビールが欲しいんだよ。」
警察 「酔っ払いすぎだよ」
おっちゃん 「俺は酔っ払っていないよ」

と話していた。

呂律は回っておらず酔っ払い特有の抑揚をつける言い方で酔っ払いのおっちゃんは万国共通なんだと認識させられた。

そして、コンビニに行くと営業時間が終わっており入れなかった。どうやら、酔っ払いが無理やり開けようとでもして警察に呼ばれたんだろう。

しかし、案だけあからさまに酔っ払っているのに警察が「もうやめとけよ」ぐらいのレベルなのが凄い。
この後、向こう通りにあるコンビニに行くのだがそこでビールを買って帰るときにはもうトラックはいなかった。どうやら、今日は酒は買わずにおとなしく帰ったのだろう。。あれ?

イエローストーン 間欠泉編

動物の森から草原へ

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