【アメリカ新婚旅行】 4日目 part1 動物の森から草原へ

帰りはイエローストーンは通過だけ

朝5時。我々夫婦は既に目覚めて出発の用意をしていた。
姉夫婦の子供達は無邪気に寝ていたので、なるべく起こさないよう静かに行動して宿を出た。
これで、しばらく会えないと思うとさびしい気もしたが旅はこれからが本番だと思うと興奮の方が勝っていた。

さて、West Yellowstone にあるマクドナルドコーヒーとソーセージマックマフィンを買う。


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妻は食欲がないと断った。 – 何か別のものを食べたそうな感じがしたが –

とにかく、車内で食べながら移動することにした。

Yellowstone は入場するだけで $25 かかる(2013/9/15 当時)。今日は実を言うと Yellowstone は近道代わりに通りすぎるだけである。

前日、姉の夫と帰り道についてアドバイスをもらった。

「こっちの道の方が早いけど、Yellowstone を通り過ぎて下道でユタに抜けた方がいい道だよ」と教えてもらった。
本日は、ユタ州にあるグリーンリバー(Green River)まで行ければ良いので、早朝の出発が条件だが教えてもらった道を使える。

結局この道をチョイスして後悔はなかった。

話は戻るが、今回の旅では国立公園の年間パスを買った。 当面アメリカの国立公園には今回の旅以外で行けそうにはないが、元は取れると判断。
ちなみに、$80 (2013/9/15 当時) した。しかし、そのおかげでこのように Yellowstone を通過するだけでも気軽に通過できる。

早朝のイエローストーンは動物だらけ

朝のイエローストーンは幻想的
朝のイエローストーンは幻想的

早朝のイエローストーンは朝もやが幻想的で、白みかけた空と深い青に包まれた森と、白い川もやのコントラストが美しかった。

遠くから上る陽を浴びた雲の色が美しい
遠くから上る陽を浴びた雲の色が美しい

ふと、綺麗な場所がある度に車を止め、カメラを回していた。

そして、車を進めようとしたとき巨大な鹿「エルク」の群れに囲まれた。
我々は車動いているか止まってるかぐらいのスピートに落とし、カメラを回そうとしたが、そのあまりの巨大さに圧倒され道路に隙が出来た時にゆっくり脱出してしまった。

エルクの群れは我々の事など我関せずと言った具合の堂々ぶりであった。
これほど、間近でエルクを見たのは初めてであった。

バッファローぐらいは朝なら余裕で遭遇
バッファローぐらいは朝なら余裕で遭遇

また、朝はいろんな動物が道路を横切る。道路標識通りのスピードだと危険であり、車に後続して走る時も前の車が動物の急な飛び出しでブレーキをかけることもあり(実際にあった)車間も慎重にとったほうがよい。

さらに、この日は朝もやが激しく視界が悪い所があった。スピードも自ずと出しづらかった。しかし、至ところにある幻想的な景色が我々の行くてを拒む。自ずとスピードが出ない。

川からのぼるもや
川からのぼるもや

遠くにある川から出る朝もやと、草の色そして白みかけた空が美しい
遠くにある川から出る朝もやと、草の色そして白みかけた空が美しい

グランドティトンを眺める美しい道

イエローストーンを抜けた直後ぐらいにまず、大きな湖に出会う。
湖のほとりをすぎて、しばらくすると丁字路にぶるかるので、U.S.Route 89 と U.S.Route 191 の方へ行く。
すると、右側に美しい山々が現れる。

グランドティトン手前の湖 Jackson 湖
グランドティトン手前の湖 Jackson 湖


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グランドティトンのパノラマ。手前に説明がある。丁寧な駐車場だが、誰もいなかった。
グランドティトンのパノラマ。手前に説明がある。丁寧な駐車場だが、誰もいなかった。

グランドティトン国立公園 (Grand Teton National Park) である。
初めこの国立公園を知らなかったので車で走っているとき、なぜこの名もなき所がこんなに美しいのか、前日に姉の夫から勧められた道を通ってよかったと心底思った。

美しい光景の場所には必ずパーキングがある。特にここのパーキングは大きかった。
美しい光景の場所には必ずパーキングがある。特にここのパーキングは大きかった。

道路の途中々々に、景色を見るための駐車スペースがある。
「あ、ここ綺麗」と思った所にピンポイントであるので助かる。
この辺はさすがアメリカと言った所。
そして、寄って初めてこの景色が、グランドティトン国立公園とわかった。

ふと寄った駐車場で撮った写真
ふと寄った駐車場で撮った写真
この道を走る車はみな同じ行動をとる。駐車場があったら止まる。そして、撮る。
この道を走る車はみな同じ行動をとる。駐車場があったら止まる。そして、撮る。

別の角度から グランドティトン 遠くまで見える雲が綺麗
別の角度から グランドティトン
遠くまで見える雲が綺麗

次の町、ジャクソン(Jackson) に着くまでかなりの時間を使ってしまった。

ひたすら続く道

ジャクソン(Jackson) は、イエローストーンへの入り口の町と言った感じで古いウェスタンの雰囲気が凄い良い町であった。

出来れば寄って、歩きたかったが時間は昼前、予定?より遅くなっている。

本日は、ユタ州のグリーンリバーまで行きたいのでここはそのままスルー。
ちなみに、昼前だったがモンスターエナジー効果でそれほどお腹が空いてなく、朝に買ったソーセージマックマフィンの残りを食べただけで満足した。
妻は何もいらないと、なにも口にしなかった。お腹は大丈夫か。

イエローストーン トレッキングと夕食編

草原を抜ける

2013年のアメリカ旅行記事一覧

【アメリカ新婚旅行】 3日目 part1 イエローストーン 動物編

遅い出発

我々夫婦は5時起き、しかし姉家族は相変わらずのスロースタートで結局宿を出たのは10時過ぎ。

宿泊は West yellowstone

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イエローストーンは、最古の国立公園

イエローストーンの見どころは、間欠泉と動物。
動物については、餌やりは絶対禁止です。イエローストーンはアメリカで最初の国立公園であり過去には動物への餌やりで問題になった。
餌やりをやった結果動物が人間を襲う事例が発生。熊などは一度人間を襲うと「人間って弱い」という事がわかり人間を襲いやすくなる。
その結果、人間が人間を襲うように仕立てた動物を人間が駆除するという悪循環が生まれた。
この教訓から、公園内の動物に餌はあげないという事が徹底された。自然のものは自然のままに従わせるという事だ。

また、イエローストーン公園内にはいたる所に山火事の後がある。この山火事もまた自然のままに従わせる。
山火事も自然の大きな死と生のパラダイムである。山火事の前は大木が並び、大木が太陽光を遮ってしまうため若木が育たない。
大木は成長が遅く、CO2の吸収も少ない。
山火事の後は、大木が無くなり地面に小さな新しい息吹が芽を出す。このように、山が循環する。
また、イエローストーンの山火事がずいぶん前のものまで残っていることは、ここが湿気が少なく木が自然に朽ちるのに時間がかかるのがわかる。

山火事は森の新陳代謝
山火事は森の新陳代謝

温泉地帯

イエローストーンには温泉や間欠泉が沢山ある。
写真の場所は、地下に温泉が流れているのか地表近くには植物が少なく、暖をとったのか動物の糞が沢山あった。

地表が暖かく、植物は少ないが動物の糞が沢山ある
地表が暖かく、植物は少ないが動物の糞が沢山ある

また、この日は非常に寒くコート無では厳しかった。しかし、温泉や間欠泉の近くは暖かく蒸気が当たると全身が暖まった。
日本人なら是非温泉に入りたくなる温度であったがイエローストーンには入浴する施設はない。
直ぐそこに温泉があるのに入れない、あくまで自然を残しておくためのもののようだ。

温泉に落ちた動物

ここに珍しい写真が撮れた。上で書いた糞が多くある地帯にある温泉なのだが、地表がもろく落ちた動物の死骸があった。

青い温泉は綺麗だが、地表がもろくあまり近づけない。奥には動物の骨が見える
青い温泉は綺麗だが、地表がもろくあまり近づけない。奥には動物の骨が見える

別の角度から撮った写真だが、脆そうな地表が分かる。湯気も立っており近づくと暖かい。

落ちた動物の骨がある温泉。暖かく、地表が脆い
落ちた動物の骨がある温泉。暖かく、地表が脆い

エルクに遭遇

実をいうと翌日に目の前でエルクの大群に遭遇するのだがあまりにも焦ってカメラに収められなかった。
エルクは巨大な鹿といった感じで、目の前で見ると圧倒される。もちろん、車でぶつかってしまったりしたら大事故になるであろう。
この写真は偶然、遠くのほうであるくのを撮らえることができた。

遠くにエルクが歩いている
遠くにエルクが歩いている

エルクだけを切り出した写真

立派なエルクが見える
立派なエルクが見える

バッファローに遭遇

バッファローは比較的たやすく遭遇する。
ただし、大群で遭遇するのは結構まれである。数体の群れであれば比較的沢山いる。
バッファローやその他の動物がいると渋滞が発生したり、人々が止まってカメラを向けているので分かりやすい。

バッファローとそれを撮る人々
バッファローとそれを撮る人々

ソルトレイクシティーから、イエローストーンへ

イエローストーン 間欠泉編

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