【アメリカ新婚旅行】 5日目 part4 モニュメントバレー(Monument valley)を眺め、カイエンタ(kayenta)に泊る

乾燥した不毛な大地 ユタ州東部

Moab から、Kayenta までの道。途中からインディアン居留地となる。
どこも赤い大地と乾いた空気に照りつけるような太陽が印象的だ。

ここは、いわゆる不毛な大地。稀にみる畑には必ず巨大な散水機がある。
電力なしの農業は成立しないようだ。

私はここの気候が好きだ。乾燥した空気は不純物がないような感じがする。
照りつける太陽も、心地よい。長時間は辛いが日陰に入ってしまえば心地よい温度となる。
なんと言っても空の青い部分が綺麗。雲があると白と青のコントラストが際立って美しくなる。

なので、エアコンをかけて運転中は非常に心地がよい。
腕など太陽の日に当たっている部分は確かに熱いが、余計にエアコンの冷たい空気が気持ちよく感じる。
やはり、快適に過ごすにはエネルギーが必要だと言う事が実感できる。

いまでは不毛な土地であるが、かつては森があり木があったようだ。その証拠に周辺に立派なインディアンの遺跡がある。
遺跡には沢山の木が燃やされたあとや、建物に沢山の木が使われた痕跡がある。
しかし、人口爆発とエネルギー問題で全ての木は倒され現在の不毛な砂漠になってしまったようだ。
この気候では、森の再生スピードと人間が使う資源とでバランスが取れないのであろう。

考えてみるとこの灼熱の太陽。少ない曇りと雨。日中と夜での温度の高低差。これらを上手く利用すれば自然エネルギーで自活もしくはエネルギーの売買で商売できるのではないか。
しかし、もしそれらを上手く使える技術が出来たときには、後から来た人たちに再び土地を奪われるインディアンの姿が見えなくもない。

突然あらわれるアーチ。

さて、道は U.S. Route 191号線を南下。
しばらく行くと、道沿いにアーチが!!

道路から見えるアーチ。Wilson Arch (ウィルソンアーチ)
道路から見えるアーチ。Wilson Arch (ウィルソンアーチ)

Wilson Arch (ウィルソンアーチの裏側
Wilson Arch (ウィルソンアーチの裏側
Wilson Arch (ウィルソンアーチの周りの光景
Wilson Arch (ウィルソンアーチの周りの光景

Wilson Arch (ウィルソンアーチ)というらしい。

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道を進むと、モンティセロ(Monticello) という町にでる。さらに少しいくと、ブランディング(Blanding)という町につく。
どちらも、この田舎にしては結構な町といった感じでなぜこのような辺鄙な所に二つの町が隣接してるのか謎は残る。

その先に、Utah州立道路 262 と交差する所があるので左折すると、ホーブンウィープ(Hovenweep) という所に行ける。
今回は行ってないが、立派なインディアンの遺跡がある。
写真でしか見てないが、不思議な感じと歴史のロマンを感じるので是非行ってみたい。が、今回は時間がなく左折せずに先を急ぐ。

しばらくして、ブラフ(Bluff)という町を過ぎると道はU.S. Route 163号線となる。

遂にモニュメントバレーが見える

U.S. Route 163号線に入ってしばらくすると、グーズネック州立公園(Goosenecks State Park) のへの行く道と交差するが、そこには明日行くことにした。。

このU.S. Route 163は、景色が良いので有名で、遠くに見えるモニュメントバレーが時間や位置で表情を変える。

カーブや丘を抜けるたびに綺麗な直線が待っている
カーブや丘を抜けるたびに綺麗な直線が待っている

遠くにモニュメントバレーが見える
遠くにモニュメントバレーが見える
その周りの光景のパノラマ
その周りの光景のパノラマ

ただ、このとき妻が運転しており彼女いわく
「道路の線しかみてない」との事だった。
たしかに、道は路肩が少なくすぐそこが崖のような所もあるので少し難しいようだった。運転を代わり再び車を走らせたがしばらく彼女の機嫌は治らなかった。

運転の交代のついでに写真を撮っていたら、他の車も止まり始めた
運転の交代のついでに写真を撮っていたら、他の車も止まり始めた

綺麗な場所があるたびに止まって写真を撮る

景色がよいところに必ず駐車場があるので、撮る
景色がよいところに必ず駐車場があるので、撮る
周りは、ただただ何もない。大地澄んだ空
周りは、ただただ何もない。大地澄んだ空

しかし、近づいてくモニュメントバレーの美しさみたらそんな不機嫌も一瞬にして不機嫌が治った。

段々モニュメントバレーにも近づいてきた
段々モニュメントバレーにも近づいてきた

近づくにつれて、色もはっきり見えてきた
近づくにつれて、色もはっきり見えてきた
雲、空、大地、道路。全てが素晴らしい
雲、空、大地、道路。全てが素晴らしい

モニュメントバレーは明日行くので今日は入り口は通りすぎてそのまま、カイエンタ(Kayenta)を目指して走る。

段々、日も沈んできた。通り過ぎる車の運転手を見るとネイティブアメリカンの方が結構いた。
ちなみに、この事を妻に言ったら
「インディアンどこにいるの?」と騒いでいたが、彼女はどうやら羽などで装飾されている姿を想像していたようだ。

普通のTシャツ一枚だよ」というと残念がっていた本人もTシャツだったが。

本日の宿を決める

モニュメントバレー園内に最近ホテルが出来たのとのことで出発前から予約をとろうとしたが一杯で取れなかった。入口付近にあるホテルも予約が取れなかった。
カイエンタに行けばどこか泊る所はあるだろう。
なので、カイエンタにある、カイエンタモニュメントヴァレーインに予約無しで行くことにした。

宿に行き空きを聞くと、喫煙しかなくしかもお高く2 beds の部屋で 300ドル近くした。いや、こんなにお高い所泊ったのは今回の旅で最初だったが、時間もないし他を選んでいる時間に埋まってしまったら怖いのでここにする。

Kayenta Monument Valley Inn の中
Kayenta Monument Valley Inn の中


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夕飯はジャンク。野良犬が狙ってる

ホテルにレストランがあるが、そんなの使えるわけなく隣のコンビニでジャーキーとポテチを購入。
妻はポテチが大好きだが、、ポテチを持つ妻の顔は険しかった。しかし、妻がサラダを発見するとテンションが上がった。
どうやら、深刻な野菜不足の陥っていたようだ。
日本ではポテチ規制を敷いたぐらいだったが、この時はポテチがあっても嬉しそうな顔をしてなかった。

アメリカの旅でレストランをケチると、野菜を食べる機会がなくなり野菜不足に陥る。炭水化物、乳製品、肉は手に入りやすいのでサラダや野菜があればすぐに手に入れることだ。

テンションの上がった妻は、ホテルの看板の撮影とホテルの前にいたワンちゃんを撮っていた。

あ~ワンちゃんだ
あ~ワンちゃんだ
轢かれちゃうよ。飼い主はどこ?
轢かれちゃうよ。飼い主はどこ?
ノラだよ
ノラだよ

それ、飼い犬じゃなくてノラ犬だから狂犬病とか気を付けて。というと妻は走って逃げてきた。

アーチーズ国立公園 (Arches National Park) からモアブ(Moab)へ

モニュメントバレーの朝日を見る

2013年のアメリカ旅行記事一覧

【アメリカ新婚旅行】 5日目 part1 デッドホースポイント (Dead horse point)

5日目の朝

この旅はいつも早起きだが本日もいつもと変わらず5時起き。そして、6時には朝食を頂く。
泊った Confort Inn 部屋は綺麗であり、朝食も豪華。牛乳、コーヒー、オレンジジュース、パンやベーグルもある。
そして、ワッフル製造機械もある。この機械は触ったことないが挑戦してみることにした。

機械は、黒いワッフルの型になっているフライパンがありこれを回転させて作る。

ワッフル作成マシーン
ワッフル作成マシーン

写真はここから拝借
機械の隣に、押しボタン式の溶いてあるワッフルの素が出る機械があり、近くにあるカップに出して使う。
ワッフルマシンにカップに入れた素を入れて回転させてしばらく待てば完成。

付近にはちみつなどがあるので好きなものをトッピングして出来上がり。これがまた美味しい。

最後にコーヒーを頂いて、旅の準備は整った。
朝食を食べたホールの横はどうなっているのか覗いたところジムだった。どうやら、長距離運転してると運動不足になりがちなのか、ジムやらプールやら併設されているモーテルが結構あるが、今回のここも同様のようだ。
そういえば、昨日チェックインした時に
「スイートルームにしな」
って勧められたが断った。もし、もっと早くチェックインしてればそれもいいだろうと思った。参考まで部屋を見せてもらったがなかなかの部屋だった。

朝のグリーンリバーは美しい

本日の目標は、デッドホースポイント(Dead horse point)と、アーチーズ(Arches)を見て、カイエンタ(Kayenta)に泊ること。
少し無理があるが、是非カイエンタまでは行きたい。なぜなら、明日の朝日をモニュメントバレー(Monument Valley)で見たいからである。

時間は6時。車を出すが早速朝日が美しい。

グリーンリバーの朝
グリーンリバーの朝

ここ、グリーンリバーはスイカの町。

グリーンリバーはスイカが有名みたい
グリーンリバーはスイカが有名みたい

スイカ売り場の近くで、給油して出発。

早朝のグリーンリバーで給油。店員も気さくなおばさん
早朝のグリーンリバーで給油。店員も気さくなおばさん

高速(I-70を東に)に乗って、 191号線(U.S. Route) にの道で降りようとするが失敗。何しろ朝日が眩しくて前が全然見えない。サングラスも意味なし。
車が少ないので良かったが、殆ど前が見えない状態で走っていたので危険極まり無かった。

間違って別の所で降りてしまったのだがどうやらここは休憩所のようだった。景色が良かったので写真を撮る。

休憩所からみる景色が絶景
休憩所からみる景色が絶景

ここを走ってきた
ここを走ってきた
太陽が出てきた。眩しい
太陽が出てきた。眩しい
なんか綺麗だったのでパシャパシャ
なんか綺麗だったのでパシャパシャ


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気を取り直して、再びデッドホースポイントへ向かう!

再び高速に戻り、次こそは191号線(U.S. Route)号線に乗る。

しばらく走ると、313号線(Utah State Route)とのT字路にぶつかるので右折。

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右折すると、岩の台地が見えてくる。この時点で相当感動する。シャッターを切りたくなるがここは我慢(してないが)。

Utha 州道 313 入ってするぐにある。ダイナミックな台地が目の前を走る。
Utha 州道 313 入ってするぐにある。ダイナミックな台地が目の前を走る。

デッドホースポイントを見たら再びこの道は戻る。なので、ゆっくり撮りたければデッドホースの帰りに撮ればよい。
車はどんどん高地に向かってゆく。そして、大きな台地の上に行くと、よく映画で見るような石油の掘削機が見えた。
初めてみた時は感動した。
石油採掘機とかで検索してもらえれば。
石油採掘機
他のサイトから拝借拝借元

そして、再びT字路に。今度は、左折する。ちなみに、まっすぐいくと、 キャニオンランズ国立公園(Canyonlands National Park)につく。今回はここには行かない。行っても大したことないと思ってる。

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しばらくすると、道が狭くなる。スピードリミットも30マイルぐらいの制限になる。
観光スポットに近づくと、制限が急に変わる。見落としてそのまま走って捕まったことあるので特に注意する。

朝は入場料金は自己申告で

朝が早かったのか、ゲートで料金の徴収は無かったが、先のオフィスでお金を支払ってくれとの事なのでゲートの先にあるオフィスにき料金を支払う。
ちなみに、ここは国立公園じゃなく、州立公園なので国立公園のパスは使えない。料金は、$10(2013/9/16)であった。
時間は、TODO時。少し肌寒い程度で非常に気持ちがよい。

再び車に戻り、この先にあるデッドホースポイントに向かう。途中で、少し景色が見えるが、
「うわぁ~」としか声が出ない。
凄い所を走っている。

そして、駐車場につきいよいよである。駐車場から歩いて3分ほどで絶景になる。

いよいよ絶景、デッドホースポイントへ

人は5人~6人ぐらいしかいない。フランス人?っぽいカップルがいた。ちなみに、美男美女だったが、いまはそんなことはどうでもよい。

絶景である。広く、深い大地と、朝の澄んだ空気が肺の奥までしみわたる感覚が心地よい。心があらわれる。
ずっと見ていると、景色と自分が一体化したような気分になり、凄く大きな気持ちにある。デッドホースポイントの景色は、グランドキャニオンに似ている。
似ているが、ここがグランドキャニオンと大きく違うのは人の数。グランドキャニオンは、ラスベガスに近く、いつも人がいるがここは人が圧倒的に少なく静かである。
これは、かなり重要なポイントだと思う。静かに、景色をゆっくりと見る。何も考えずにただただ景色を見る。そうすると、感覚が研ぎ澄まされて、凄く気持ちのよい感じになる。

絶景のデッドホースポイント
絶景のデッドホースポイント

青い空と、赤茶色台地のコントラストが最高
青い空と、赤茶色台地のコントラストが最高
写真では伝わらないが、相当な高低差
写真では伝わらないが、相当な高低差
どこを撮っても美しい
どこを撮っても美しい
別のカメラから。青い空がさらに美しい
別のカメラから。青い空がさらに美しい
空が鮮明に青いほうが、妻のカメラ。こっちの方が高いカメラ
空が鮮明に青いほうが、妻のカメラ。こっちの方が高いカメラ
どうやら、妻のカメラ SONY NEX-7のほうが、私のPanasonic Lumix GX-1より上か。それともテクか。
どうやら、妻のカメラ SONY NEX-7のほうが、私のPanasonic Lumix GX-1より上か。それともテクか。
パノラマ写真拡大してみて
パノラマ写真拡大してみて
Sony NEX-7 はパノラマも撮れるので完全負けか。
Sony NEX-7 はパノラマも撮れるので完全負けか。

それでも、替えレンズとか買ったので GX-1で行く。

しばらく周りを歩いて景色を堪能する。少し高台があってそこに上ると、キャンプ場が見える。マウンテンバイクも見えるので、ここでキャンプしながら自転車で堪能するのか。
なんと、贅沢な遊びだろうか。正直、羨ましい。

こんな所でキャンプしてみたい
こんな所でキャンプしてみたい

そんな、事を考えていたら足元にリスが。とりあえず撮る。

リスが突然現れた
リスが突然現れた

おい、待て
おい、待て
お前は何を見ている
お前は何を見ている
そして、何を考えている
そして、何を考えている

そして、感動を胸にデッドホースポイントを後にする。

次は、アーチーズだ。時間は8時。急がねば。

動画はこれ。
313号線(Utah State Route) 入った所からの道と、デッドホースポイント、そしてその戻ってアーチーズ入るまで撮ってある。

ついに荒野に出る

アーチーズ国立公園 (Arches National Park)

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