AirDog すげ〜

世界最強レベルの空気洗浄機

AirDog という空気洗浄機知ってますか?
「シリコンバレーが開発した世界最強レベルの空気清浄機」と謳ってる商品です。

性能が凄すぎる。交換不要なフィルターを使ってそれでいて圧倒的に細かい粒子まで除去できる。
完璧じゃないですか!さすが、最先端のシリコンバレーで開発された物です。圧倒的です。

これなら、コロナもこれから登場する東京株、じゃなくて小池さん流にいうと東京バリアントも怖くないですね。

備えあれば憂いなし!

しかし。しかしです。怪しいのです。
私がこの商品を知ったのは、ディスカバリーチャンネルのCM。このCMの出来がぱっと見た時違和感があったのです。

やり方が今や完全に生活に浸透している、ダニをとる布団掃除機になんとなく似ていたのです。

という訳で少し調べてみた。

まずは検索

AirDog 怪しい とネガティブなワードとともに検索すると数件ヒット。

しかし、内容は中国製だから怪しいとかのレベル。別に中国製だから怪しいなんて今時いう人いないでしょ。
とんでもない言いがかりだよ。怒りすら感じる。AirDog はシリコンバレーで輝く天才たちが作り上げた芸術だよ!

シリコンバレーへ

シリコンバレーで誕生したのであれば、USの方にサイトがあるはずだ。そちらをみてみよう。

おうおうあった。
https://airdogusa.com/

さすがいろんな賞を取ってるな!これは信用できる。

AirDogの賞
2021-06-12取得

。。。あれ?アメリカのシリコンバレーの商品ですよね。

なんか、中国のものばかりじゃないですか。
左上の、News.cn-Most Innovative Product には思いっきり中国語。
その隣の、Environmental Technology Innovation Award これにも中国語。
その下の、Design Awards China とその隣の、China Red Start Design Award も中国。
その隣は、韓国。次のBest Store of 2015 in JD.COM も中国。

取得した賞8個中、5個が中国、1個は韓国。1つはドイツ。もう一つは不明。
ほとんど中国じゃないか!あれ、シリコンバレー生まれですよね。

いや、あまりにも優秀な商品なので生まれたUSでは評価されずに、今や最先端の中国がその実力を認めたってという可能性もあります。

全員モザイク

しかし、USサイトをみてるとさらにおかしなものが。

AirDog about us
2021-06-12取得 HPよりコピー

ええ?なぜモザイク。
私が付けた訳じゃないです。初めから全員モザイクありです。何か隠したいものでもあるのか。

今時こういうベンチャー系は顔出すのに、まぁ全員恥ずかしがり屋さんなのかな。

そういう会社もあると思います。

人生いろいろ、シリコンバレーにもいろんな会社がありますから。

いざオフィスへ

さて、件のシリコンバレーのオフィスはというと

Airdog office
2021-06-12取得 HPよりコピー

ほらほら、やっぱりシリコンバーにあるじゃん。

OFFICE ADDRESS
2051 Junction Ave. #212, San Jose, Ca, 95131

散々製品を疑うような事を記載して、本当にすいませんでした。

やはり、シリコンバー生まれのシリコンバー流の最新のテクノロジーと信頼が詰まった製品ですよ。

しかし住所の #212。 が気になる。 まぁあれか。少数精鋭で開発したんだろう。もう少し広い場所なら、suite-2 とかになるけど、212号室だとちょっと小さい感じもするが。
一応、
「2051 Junction Ave. #212」で検索するか。あれ。。。。あれ。。

Airdog シリコンバレーのオフィス
2021-06-12取得 Google検索

公認会計士のオフィス?

ここの公認会計士
Chong さんオフィス。 Chong 名前から察すると中華系だ。また中華系が登場した。

もはや面白くなってきてしまいました。
そして、CMに出演していた純朴そうな保育士の先生たちが可哀想になってきました。

業者から「ちょっと出演するだけで、無料で配布しますから」などと言って保育園の園長が承諾し、職員に無理言って出演させたのでしょうか。

特許があるじゃないか

数々の賞もほとんど中国。オフィスもおそらくシリコンバーの住所が欲しい企業向けの住所。
しかし、最後の砦特許があるじゃないか。

今まので文脈から考えると、特許についてもどうせケチつけるでしょうとお思いかもしれませんがその通りですね

USサイトの特許
2021-06-12取得 HPより取得

USサイトの方はもう堂々と中国での特許ですと書いてありますね。私特許についてはあまり詳しくないですがまぁ、中国で特許取ってそれをUSや他の国の特許として申請できると思いますので。
しかし、シリコンバレー生まれを言うなら、USの特許を提示して欲しいです。

しかし一方日本のサイトは、USの特許を提示してます。

日本のサイトの特許
2021-06-14取得 HPより取得

米国特許番号:US9868123B2/US9735568B2 とありますが、

US9868123B2
US9735568B2
特許の中身を見れば、どちらも最初は中国で出願した特許で、その特許も中国の企業が出してるものだとはっきりわかりましたね。

結論

どうやらシリンコンバレー生まれというのは嘘。ただの中国の会社が作った製品。
私は性能までは判断できませんが、少なくとも宣伝の中に嘘があるというのは事実。

しかし、一度嘘をついたら後は真実は一切残らなくなる。性能も嘘かもしれない。導入実績も嘘かもしれない。

もう真実はどこにもないかもしれない。

普通に考えて、記載されているようなスペックがあるのであれば例えばクリーンルームや無菌室などで利用されて有名になると思うし、HEPAフィルターを超えたというニュースになると思う。

しかしそんな話は聞いた事ない。

この製品のレビューを amazon や 価格.com で見ると「花粉症が改善した」とかあるけどまぁ、10万も出して花粉症が改善されなかったら気の毒だよなと思う。
売ってる側は、 Airdog for Airhead なんて言いながら大笑いしてるんでしょうか。

とにかく、製品は売れてるみたいだし宣伝広告的は成功をおさめているようなのでただただ勉強になります。

[micronaut] GORMを利用したアプリをLambdaで起動するとエラー

ローカル環境では一切問題がないが、AWS Lambda 上で動かすと下記エラーが発生した。

環境
Java: java 11 corretto
Micronaut: 2.3.2 / 2.4.4

エラーとなっているサービスは、GormServiceのクラス。
原因は、@Service annotation を使っていたサービスで一部実装部分があったため、abstract class として利用していたのが原因。

@Service を利用する箇所は全て interface を利用し実装部分は普通の class を作成してそこに記載するようにした。