前回の記事では、親の心境を記載したが、今回は子供の成長をメインに。
自閉症の傾向が強い事がわかり、テレビを廃止(というか元々テレビはなく、iPadでNHKや録画されたテレビ番組を見ていた)し、家事も寝た後にし子供の読み聞かせを徹底的にやった。
本は気分が乗らないと静かに読んでくれなし、勝手にページをめっくたりで全然中身を理解していない様子。
しかし、落ち着いている時は本を静かに読んでくれる。
そんな感じで、根気強く読み聞かせを続けていたら、なんと効果が現れた。「羊は?」と聞くと「メー」と答えたり、「象さんは?」と聞くと「パオーン」など答えてくれる。
一人で本を読んでいたこともあった。一人で「だるまさんが」を上手ではないが読んでいた。
ただ、奇妙な行動もしていた。
例えば「くだもの」って絵本があって、いろんな果物が登場する絵本で読み聞かせするときに、絵の果物を手で掴んで息子に与える、すると「あ〜む」と口を開けてくれると、私は息子の頭を撫でてほめていた。
息子は一人で読んでいる時に、「か」(スイカのこと)と言いながら絵のスイカを摘んで口に入れる、その後自分で頭を自分で撫でる。おそらく、いつもは私が「よく食べらたね」と褒めながら頭を撫でるだが、それを食べた後にやることだと思っている。
褒めるという行動が報酬ではないのだ。褒める->嬉しい->同じ行動をする というのがない。
AIの文脈で強化学習というのを知ってるかたは強化子という言葉を聞いたことがあると思う。
元々は、心理学の文脈で使う言葉で私がIT系なので初めて知ったのは強化学習からだった。
強化子は報酬、すなちゲームでいうところのポイントや得点に該当する。この得点やポイントが多く取れる事を目的にしている。
簡単にいうと、得点とポイントが高いと嬉しい状態になる。子供でいうと、褒めらると嬉しい状態となる。
しかし、この目的がない状態だと、褒めても嬉しくない。基準はあくまで他人が下した判断=褒めるじゃなくて、自分が楽しいというのが基準になる。
それは傍目から見ると、単純なワガママにうつる。
また、逆の怒るも通じない。怒ると面白いのか笑だす。
この時はとにかく必死で頑張ればなんとか所謂「健常児っぽい」感じになると思っていた。