日光白根山最後の登り。
この急坂。しかも、石がゴロゴロ。下る人も多く、道も狭い。
ここまで来るときに、人々に「頂上目指します」と話すと、「あのキュウトウを行くのか」と言われた。
その時まで、キュウトウ(急登)という言葉を知らないぐらいの素人だ。
ちなみに、石がゴロゴロしているところを、ガレ場。
砂の所はザレ場。今回で言えば、ここは完全なガレ場。
他人が落とした石も脅威だ。
しかし、ここまで来たら登るしかない。妻も覚悟を決めたようだ。
標高も高い。傾斜もきつい。休みながら行く。
遮るものがなく、直射日光がきつい。
いまになっても、下りの人だけで登る人はいない。
やはり、ここは登るべき場所ではなかったのか。
ここまで来たらもう意地である。傾斜がきつくて、途中で中々ゆっくり休める場所がない。
狭いのに下りの人は絶え間なくやってくるので、少しでもスペースを確保したら休む。
傾斜と下半身の疲れで、狭いスペースで休憩していると崖に落ちそうになる。
なるべく立って休憩する。足が震えている。
もちろん、写真を撮る余裕は全くない。