キャニオン・デ・シェイは私が好きなアメリカの公園のひとつだがひとつ問題がある。
治安が悪い。
無料で入れるのでだれでも入れる。そこで、結構ゴミだとか散らばっている。
行商の人も自由にグッズの販売をしている。
その傍らに、「路上荒らし注意」の看板がある。
凄く綺麗で、歴史的にも貴重な遺跡なのにこのように荒廃させておくのか。甚だ疑問である。
入場を規制できないのは、そこの普通に人が住んでいるからかもしれない。
車で走っている最中に乗馬している人をみた。何かと思ったが、その先に家がありどうやらここに居住しているようだった。
また、ふと道路に出てきて、我々が乗った車を見ると颯爽と引き返す姿は、完全に馬を操っており、格好の良さに思わず息を飲んだ、
さて、キャニオン・デ・シェイだがここは先住民の居住跡であり、いわゆるアナサジ族が住んでいた。
特徴的なのは、アドベのようなレンガで作った建築物だろう。
インディアンというと、簡易的なテント、モンゴル人のゲルのようなものを想像するが、ここのアナサジの遺跡は違う。
現在エリアに住んでいるインディアンはナバホ族で、アメリカ政府の意向で移動させられてきた。
ちなみに、アナサジ族とは、ナバホ族の言葉「祖先の敵」という意味である。
さて、説明もこれぐらいにして絶景の写真を並べる
まず、妻の写真
ここの景色は絶景のうえに人が少ない。人が少ないので目の前の景色が全て自分の中に入ってくるような感覚になる。
後に、グランドキャニオンにも行くのだがその時はもうホントに嫌になってさっさと出てしまった。
ここは、そんな事はない。
時間と長時間の車放置で車上荒らしにあるリスクが無ければずっと見ていたい。
太古の大河が目の前顕れ、水位は低くなっも大河であり続けた川は、アナサジの人々に恵みをもたらしていた時代の流れを感じる事が出来る。
地球と環境とそれを享受する人間の営みを感じ取れる数少ない場所だと思う。
そして、私の写真。
さて、今日は長い。アリゾナの東外れから、中央部まで横断しないといけない。
そして、俺の記憶も薄れていくので早めに書かないといけない。