朝の肌寒さが終わり、再びカイエンタへ向かう
グーズネックから、再びモニュメントバレー/カイエンタ方面に向かう。
空は澄みきった青色で、まだ朝の寒気と昼の暑さの中間のような気温で非常に清々しい。
雲があまりにも綺麗なので、車を止めて撮影してしまった。
妻は、地面も撮影していた。
妻の撮った写真(高性能カメラ)
私の撮った写真(ロースペックカメラ)
カイエンタのコンビニは多目的スペース
カイエンタで給油と、朝ごはんのナチョを買おうと、コンビニ入った。
ついでにトイレとおもいトイレに行くと何やら怪しげな自動販売機がトイレの中に。
トイレと言ってもかなり大きく6畳ぐらいある。
もちろん、一人用でドアを閉めると便器と自動販売機しかない。いったい何が売られているのか用を足したあとに見てみるとどうやらコンドームのようだ。
パッケージもなんだか怪しい。
いや、コンビニで買いづらいからトイレで販売してるのか、そもそもこのトイレはそういう目的なのか分からない。
こういう村社会だと、コンドーム買っただけでも噂になってしまうし、ラブホテルもないのでここを使うのか。
それとも私のような旅行者が記念に買うのか。
とにかく長時間ここにいると、コンドーム買ったのか疑われてしまうのでさっさと出ることにした。
疑われて店員に「お前のに合うかな?」なんて冗談でも言われたら嫌だし。
というより、この辺はネイティブアメリカンの居留地なのでサイズはあまり変わらなのではと思いつつ。
まぁ、人種が近いからサイズもって事はないと思う。
なぜなら、私のような非常に大きい
とにかく、給油とトイレと次いでにチーズまみれのナチョをゲットした。
さらばカイエンタ
さて、カエンタから車で東に向かい、U.S. Route 191 とぶつかる交差点まで行く。
気温もどんどん上がり暑くなってきた。
車の通りはさらに少なくなっていく。
通り過ぎる村や町の家々はどれも貧しそうだ。廃墟となっている家も多い。
民族浄化がこの先進国の着々と進んでいることが分かる。
あと、この辺りは馬を飼っている家が多い。
道が整備されていないから馬の方が便利なのか、それとも彼らにとってはステータスやシンボル的な存在なのか。
それと、面白かったのが馬は大抵つがいでいる。夫婦なのかわからないが、ほとんどの場合は2頭でいる。稀に3頭の時もあったがほとんど2頭だ。
古代にはアメリカ大陸にも馬がいたが、絶滅してしまった。彼らネイティブアメリカンの祖先が絶滅させてしまったのだ。
皮肉なことに、ヨーロッパ人が来たときに馬がいれば歴史は変わったかもしれない。
そんな彼らの気持ちが、馬を所有することを誇りとしているのかもしれない。
現代の文明が崩れおちるときには、また彼らの知恵が必要になるかもしれない。
チンル(Chinle)へ入る
キャニオン・デ・シェイ (キャニオン・デ・チェリー)の最寄り町チンル(Chinle)についた。
この町はこの辺りでは一番大きい。しかし、車はどれもボロで、荷台に人が沢山乗っていたりと、非常に貧しさを感じる。
この光景がまさに犯罪にあうのではないかと緊張させる。
稀に、アメリカ人の旅行者らしき人を見ると、その綺麗な自動車が非常に目立つ。
コンビニで給油したのちキャニオン・デ・シェイに向かう。
手前の、ビジターセンターを見学。ここはさすがに綺麗な車しか駐車してない。
正直な気持ちを言えば安心する。
アメリカのスラム=犯罪と、いろんな映画をみて刷り込まれている。
キャニオン・デ・シェイは無料だ。ただし、管理が行き届いていないので公園内の駐車場の至るところに、路上荒らし注意の看板がある。