こどもちゃれんじぷち留年 2歳 2ヶ月

前回の記事 こどもちゃれんじぷち留年 2歳 1ヶ月 で紹介した、当選したクーポンで旅に出ることにした。

色々と他の障がい特に知的障害や自閉症のある方の記事やyoutubeを見て勉強してると、いくつかの不安がある。

まずは食事のこと。大人になっても手で食事をしたりするわけだが、その面倒を見るのが大変そうである。

今も食事となると大変で、こぼすし、手で食べてその手でクレーン(人の手を使って要求を伝える)をするのでこちらの手も汚れる。

納豆、ナポリタン、なんでも触って、その手で人の腕や手、洋服などを掴んでくるので非常に厄介。

汚れた手で、どこでも触るのでどこも汚くなる。これは赤ちゃんの世話をした人なら大体わかると思うが、その世話にクレーンというやっかいなコミュニケーション方法が付随して、さらに体も動きも早くなるので、想像を絶する大変さがある。

それが、大人になっても続くと考えると、不安で仕方がない

次は声。youtube見てると、どこでも大きい声を出したり、意味のわからないような声を出している。

街中や電車の中で遭遇した経験のある人は多いと思うが、なんとく「ふーん、そういう人もいるのか」ぐらいしか考えてなかったが、もちろん家族がいて、一緒に生活をする人がいる。

今回は、その当事者になったわけだが、そのようになったときに旅行とか外出をためらってしまう気がする。大きい息子がいて、大声や訳の分からない言葉を大声で発しながらも一緒に行動する。

なので、妻に「うちの息子は奇声を発してないよね?」と確認すると「いや、発してるよ。ただ、今は赤ちゃんで声が可愛いだけだけど、このまま声変わりしたら、奇声になるよ」と言う。

ただ、よくよく考えてみるとその他人の目というのは実は自分が作り出している目であり、他の人が迷惑してないかと想像したということは、実を言うと自分は迷惑と感じてると言う証左だと思った。

あ、旅行の話ですね。

コロナ禍でしたが、クーポンが当選したので、旅行に行きました。

宿は季粋の宿 紋屋

近くに灯台があったり、太平洋の眺めが綺麗で、朝日が綺麗でした。

館内も、赤ちゃん用の家族風呂があり、キッズスペースもあって子供向けには大変良いと思いました。

ただ、食事ですが、お昼に何食べようかと館山で迷っていたら、回転寿司の看板に誘われて「やまと」というお店に入店。

そしたら、このお店めっちゃ美味い。

お昼に食べすぎて、夕飯があまり入らなかった。やっぱり空腹が一番の調味料かもしれないです。

旅行は祖父母も一緒だったのですが、上の子は普通に言葉が通じるのでみんな上の子の世話ばかりで、一番大変な息子の世話は見てもらのが少なくなりがちです。

確かに言葉が通じないし、危険な事でもなんでも平気なので大変です。それで私も気がついたら上の子ばかりになると妻から怒られます。

「ほら見てここ!」とか、「あ、あれ綺麗だよ」とかつい通じる子の方がこちらも楽しいのは確かです。

かと言って言葉をかけなくなったらお終いですので、声かけはやってます。いつか反応してくれるのではないかと期待しつつ。

こどもちゃれんじぷち留年 2歳 1ヶ月

遂に発達相談センターに行く日になった。

結果、「自閉傾向がある」と言われた。ここの発達相談センターの方々はいろんな子を見てきてる。なので的確な判断ができる。

しかし、医者じゃないので、「xxxという症状です」とは言えない。

そして2ヶ月に1回ほど発達相談センターに行くようにスケジュールされた。

相変わらず、どこでも寝転び、落ちてるものなんでも食べる。

そういえば、千葉特割り的な千葉県内の旅行で使える旅行クーポンが抽選で当たった。

コロナ禍で落ち込む観光業界を応援的。

法事もあった。祖父の1周忌。ダメかなぁと思ったけどダメでした。この辺り、普通の2歳児でもダメだと思います。すぐに外に出て遊んでました。

この時期ぐらいから、知的障害や自閉症がどういうものかよく調べていた。妻はかなり前からやっていたが、父の私もやっと始めた。

障がい者(身体じゃない)のイメージというと、小学校の時の特殊学級の人達や、たまに電車の中にいる車掌さんの声を真似したり、独り言を言い続けてる人というイメージが私にはある。

障がい者と私たちの間には、明確に隔てる壁があって、それは普通学級と特殊学級、たまに電車の中で一緒になると車内が違う空気になる。

しかし、子供に障がいがあるとわかった今、突然この壁の向こう側に引き込まれた。そして、こちらの世界を全く知らないので戸惑い、混乱している。

YouTubeとかで色々調べる。知的障害、自閉症ってどういうものなの。

正直親として、将来を考えた時に不安でいっぱいになった。そんな人生を想像できない。

一方で子供と一緒に心中する親がいる。子供の将来が不安になってと。「何、勝手に親が子供の将来決めてるんだよ」とニュースにを見て憤慨していたが。

人間の想像力ってやっぱり限界がある。困ってる人の気持ちに共感はできても、その気持ちを完全に理解するのは不可能かも知れない。