アーチーズ国立公園へ行く
デッドホースポイントを見終わったら再び Utha 313号線へ戻り元来た道を戻る。
U.S. Route 191号線にぶつかったら右折し南方面に行く
しばらくすると、大きな岩を迂回するように大きなカーブを曲がるとその先にアーチーズ(Arches)国立公園の入り口が見える。
大きな地図で見る
反対側から来たほうが入りやすいく、ゲートの入り口で渋滞になっていた。
とにかく、平日にも関わらずこの渋滞ぶりは凄い。
ゲートでは、年間パスをみせて通る。
巨石の自然のアートの世界に
ゲートを通ると、巨大な岩を登るように道が進む。巨大な岩を登りきると台地に出る。
天気も良かった。青い空、照りつける太陽と澄んだ空気で気分は最高に良い。
走っているとところどころに駐車場がある。その駐車場は景色を見るためのもので、遠くに見えるアーチや、今にも落ちそうな岩のバランスロックやら色々ある。
ちなみに、アーチーズには、アーチ状の岩が何個かある。今回は全て見ないが、駐車場から直ぐに見える場所もあれば、トレッキングでしか見れない所も数か所ある。
アーチーズ(Arches)は、ユタを代表する国立公園であり、ユタ州の車のナンバープレートのデザインにも採用されている、岩のアーチである。
アーチーズの見どころは、デリケート・アーチ。ここはトレッキングをして見に行かなくてはならない。
トレッキングは、ちょぅとした山を登り。山は岩肌むき出しで日陰の休憩場所がほとんどない。夏じゃなくとも十分な飲み水を用意しておくこと。
舐めてかかると、後で痛い思いをします。
とにかく、メインのデリケート・アーチへ向かう。
トレッキング
駐車場につくと、ガチ登山の格好した人が数人いた。はっきり言ってあそこまではやりすぎだと思うが、用意をするに越したことはない。
もしかしたら、観光の人とは違うルートで行くのかもしれない。
我々の装備は、リュックとスニーカー、水は水筒とペットボトル、そしてジャパニーズの証しであるヒラヒラ付きの日傘である。
登山口の近くに古い家がある。昔の開拓時代の家を歴史的な意義で残しているらしい。家を見ると立派な丸太で組まれている。
しかし、この一帯にこのような立派な丸太はない。遠くから運んで来たのか、それとも昔生えていたのを全て伐採してしまったのか。
もちろん、冬は雪が降るほど寒いのでもし以前はここにも大木があったとすれば全て伐採してしまったのであろう。
もし初めからそんな大木がなければ、こんな不毛な土地に住もうなんて思わない。それとも当時にしては豪華な別荘だったのか。
登山を始める。最初は、結構周りもテンション高くて走りながら登っている親子などもいた。
しかし、10分もするとみなしんどい顔になってくる。とにかく暑い。日差しを遮るものがない上に、地面も砂地から岩の上になってくる。
岩からの反射熱もあり板挟み状態になる。
途中途中で、石を積み上げたものがある。恐山を彷彿とさせるが。
これは、道を位置を表したオブジェであった。迷ったらこの石を積み上げてあるオブジェを見ながら進むとよい。
ゆっくり歩いていると、集団にはぐれて周りに誰もいなくなるときがある。
登りきったところで一瞬道に迷ったがなんとか戻れた。とにかく暑くて、思考能力も衰える。
20分ぐらい登ったところでやっと急な登りがなくなった。
そして、やっと休憩できる場所があった。大きな岩がありそこの下が日陰になっていた。
地面は少し平坦になっていて、弱い所が浸食でくぼみになってデコボコしていた。
休憩が終わればまた出発。少し歩くといかにも最後の登りと行った場所についた。
上をみると狭い道を登るようだ。人々がお互いにぶつからないように歩いている。
我々も同じようにそこを登る。
自然の芸術デリケートアーチに出会う
途中に岩の間に穴があいた場所があり、そこの穴から写真を撮るひとがいた。私も岩を登り同じように上るとそこからデリケートアーチが見えた
少し遠かったが感動した。その場所を降り妻に後少しで到着だとつげ先を急ぐ。
大きな岩を登るような道だ。その細い道から岩を大きく回りこんだ先に目的のデリケートアーチが現れた。
先ほどとは違い、目の前にあるデリケートアーチは巨大で写真でみるより遥かに大きい。
しかし、大きさよりもその威厳ある佇まい、力強く地から生えているその姿はまるで別の惑星にいるかのような感覚になる。
しばらく、呆然となった。いままで疲れはどこかに吹き飛び、唖然となって立ちつくす。
周りをみると、同じように周りもただただ立ちつくす人。
落ち着いてくると、近くによったり写真をとる余裕が出来てくる。
我々も皆と同じように近づき写真を撮った。
なにしろ、今までとは空気が違うというか見ていると本当に現実なのかわからなくなる錯覚に陥るのでしばらく時間をかけてその場でゆっくりしていた。
もちろん、体を休めるという意味もあったが暑い事も忘れてしばらく見入っていた。
名残惜しいが、時間がない。体力も回復したので帰る事にした。
デリケートアーチも中盤にあるよ
前デッドホースポイント (Dead horse point)