イエローストーンでトレッキング
帰りに少し長いトレッキングコースを回って帰ろうという事になった。
アメリカの国立公園はトレッキングコースが多いので是非歩いてみてみることをお勧めします。
たいていの場合、絶景はトレッキングコース内にあったりします。
それは、絶景ほど環境の負荷を減らすために道路を近くに作らないのか、
歩いて苦労したから絶景に感じるのかわからないですが、いづれにせよトレッキングで見た光景の方がいい時が多いです。
それに、車ばかりの移動だと運動不足なのでよい運動にもなります。
さて、帰り際によったコースは結構ながく40分ほど歩いた。
光景は、綺麗な温泉はもちろんまさにこの世の果てのような光景もあってとても感動した。
今までは、少し見て車乗ってなので寒いし、少し休んだと思ったら外に出るの繰り返しだったので少し辛かった。
長いトレッキングコースなら途中から体は暖かく快適に過ごせた。適度jなアップダウンもあって上からみる光景や下から眺める光景など同じ場所でも様々な表情が楽しめる。
イエローストーンの最後は滝
最後にと滝による。
とにかくこの時眠くて眠くてヤバかった。トレッキングコース中もそうだが、カメラの電池がないのでiPhoneなのもテンションが下がった。
夕飯はスペイン料理
West Yellowstone につくと早速夕飯ということになった。
夕飯は、宿から歩いて3分ほどのスペイン料理 Cafe Madriz となる。
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ミートボールの料理と、パエリアが絶品。
店長もテンションが高くて楽しいお店でした。
他の客も楽しそうにワインを開けていたが我々は子供の手前お酒は控えた。いや、正確に言うと酒好きなのは私だけなので私が一人で控えたといったほうが正しいかもしれない。
この日ばかりは食が進む進む。そして、この日をもって数日間まともな料理にありつけないとはこの時想像できたであろうか。
店の対面にランドリーを発見。この先いつランドリーに出会えるかわからないのでこのタイミングで一度洗濯することにした。
洗濯も命がけ
夜は9時。我々夫婦は人気のないランドリーに入る。なぜか、シャワールームもついている。トイレは女子が壊れているがので男子トイレが共用になってる。
また、トレイがずば抜けて広い。ここは、昔お風呂もついていたのかもしれないというほど大きい。
洗濯機を回す。洗濯は2ドル。25セント(クォーター)を8枚、コイン入れにおいて押すと開始される。
潜在はランドリーで売っていた Tideを選択。
洗濯には1時間かかる。さらにそのあと乾燥もある。
我々夫婦が二人でここにいるのは時間の無駄である。どちらかが、部屋に戻って風呂に入るなりの事をしたほうがよいと妻に提案。
風呂の長い妻に部屋に戻るように言うと一人では歩きたくないと。
ランドリーから宿まで4分ぐらいか。しかし、夜道には誰もいない。しかし、ランドリーから宿までの工程のほどんどは見えるし、死角に入ったとした時はもう既に宿である。
「ならばランドリーに残るか?」
と聞くとそっちはもっと嫌だと。
妻いわく、ここのランドリーのオーナーは猟奇的殺人犯である。
血を洗うためのシャワー。巨大なトイレは、骨の処理に使う。
なによりも、この20個はあろかという大量の乾燥機は、人間を乾燥させて粉上にする能力があるという。
そうして、粉にされた人間はパルメザンチーズのようにピザの横に置かれるという。
と話していたその時、妻が驚愕の事実を発見する。
外にベンチと机があるのだが、その机にコーラが置かれている。10個ほどか。全て未開封である。
妻いわく、先ほどまでこんなもの無かった。
なので、どうしても粉になりたくないという妻を説得しようとしたが、逆に彼女は怒りだしてさっさと歩きだしてしまった。
今度は、私が心配になり結局宿の事務所の所まで送っていった。彼女の作戦勝ちだろう。
洗濯が終わり衣類を乾燥機に入れる。
外で声が聞こえた。どうやら、Cafe Madriz から最後のお客さんが帰ったようだ。最後の客は酒でも相当飲んだのか結構な大声でしゃべっている。
そのうち、Cafe Madrizの電飾が消えた。
洗濯屋のMadrizちゃん
ふと、ランドリーの入り口をみると営業は 21:00 までとなっていた。もう1時間も過ぎている。私はいつ追い出されるのかビクビクしていたら人がやってきた。
あれ!!
どっかで見た人だと思ったら、先ほどの Cafe Madriz のオーナーだった。しかし、店でみた明るい表情は消え去り疲れ切った顔だった。
そして、絞りだすような声で
「まだ、閉めないから使ってていいよ」と言ってくれた。その手には大量のナプキンがあった。
Cafe Madriz だけではやっていけずに、コインランドリーもやっているのか。もしくは、コインランドリーだけではやってけずに Cafe Madriz もやっているのか。
確かに、ここはメインストリートから離れた場所。 と変な心配をしてしまったが逆で土地持ちの道楽かもしれない。
恐らく、いつもは9時ごろに店を閉めていたのに今日は土曜日の夜で客も多く疲れたのだろう。
なんだか、長い時間使ってるのが悪い気がして完全に乾く前に衣類を取り出してしまった。
飲酒後の運転は安全運転でお願いします
衣類を宿に運ぶと、妻と二人でコンビニに買い物に出かけた。どうしても寝る前にビールが欲しかった。
ちなみに、この旅で毎晩必ずあの巨大ビールは飲んでいた。
コンビニに行くと、大声が聞こえる。何か!と見たら、大きな古いトラックに乗ったおっちゃんと警察が話をしている。
警察 「おい、もういい加減にしておきなよ」
おっちゃん「ビールが欲しいんだよ。」
警察 「酔っ払いすぎだよ」
おっちゃん 「俺は酔っ払っていないよ」
と話していた。
呂律は回っておらず酔っ払い特有の抑揚をつける言い方で酔っ払いのおっちゃんは万国共通なんだと認識させられた。
そして、コンビニに行くと営業時間が終わっており入れなかった。どうやら、酔っ払いが無理やり開けようとでもして警察に呼ばれたんだろう。
しかし、案だけあからさまに酔っ払っているのに警察が「もうやめとけよ」ぐらいのレベルなのが凄い。
この後、向こう通りにあるコンビニに行くのだがそこでビールを買って帰るときにはもうトラックはいなかった。どうやら、今日は酒は買わずにおとなしく帰ったのだろう。。あれ?
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