【アメリカ新婚旅行】 6日目 part1 モニュメントバレーの朝日を見る

わずかの滞在に300ドルでもめげない

アメリカに来てから時間がもったいなく、毎朝5時には起きていたが本日さらに早く、4時に起きて4時半には出発した。

モーテルの入り口には相変わらず野良犬が沢山いた。
お腹をすかしていたのか、フロントに向かう我々に近づいてきた。

モーテルでは、朝食バイキングがある。もちろん、300ドルも払っているのだから死ぬほど食べたい。しかし、モニュメントバレーの朝日を是非拝みたい。
そのあと、グーズネックと盛りだくさんのため、朝食の終わる時間までに戻ってこれる自信がなかった。
せめて、コーヒーぐらいはとフロントの人にコーヒーは無いかと聞くと、朝食準備中のコーヒーを頂けた。

泣く泣く300ドルの高級セレブモーテル(野良犬付き)をチェックアウトし我々はモニュメントバレーへ車を進めた。

モニュメントバレーを向かう

モーテルを出たころは真っ暗だったがモニュメントバレーに近づくにつれ白けてきた。

モニュメントバレーのゲート手前にキャンプ場がある。丁度そのあたりで日が明ける前の写真を撮った。

モニュメントバレーのゲート手前。遠くで登る陽と岩と空が綺麗
モニュメントバレーのゲート手前。遠くで登る陽と岩と空が綺麗

モニュメントバレーは、ネイティブアメリカンの居留地にありため国立公園のパスは使えない。
再入場が出来るかどうか、ゲートの料金を払う際に確認してみたところ、当日なら何度でも再入場できるとの事。
ゲートを通ると直ぐに駐車場があるが、駐車場を出て公園内を走るには4駆かSUVとかピックアップじゃないとダメ(危ないぐらいのニュアンス)との事だった。

そういえば、以前に行った時は男二人だったの怖いもの知らずで乗用車で荒れ地を走っていたなと思いだした。

料金を支払い(二人で10ドル)、中に入ると噂通りの新しいホテルが最高のロケーションに建てられていた。

モニュメントバレーの日の出を撮る!

日の出前の気温は肌寒く、半袖では外にいるのは辛いぐらいだった。寒さにめっぽう強い私は大丈夫だったので半袖でいたが、妻のほうはダウンジャケットを着ていた。
しかし、カメラを構えて高台から日の出をただじっとして待っているのは辛かったので結局長袖を着ることにした。

高台には同じようにカメラを構えた人たちが沢山いた。ほとんどはホテルの宿泊者のようだった。

外にいると、園内を巡るガイド付きツアーの募集の人が回ってくる。ツアーの料金はおおよそ一人10ドルぐらいだった。
ツアーは、トラックの荷台を改造して屋根とベンチを取りつけた乗り物だった。
トラックの荷台を見てるだけで寒くなってくる。

日の出前のモニュメントバレー
日の出前のモニュメントバレー

ようやく朝日が昇ってきた。写真を撮る。

遂に日が
遂に日が

先ほどまでの暗さに、日が昇るにつれて、モニュメントバレーの雄大な景色が顕れてくる様に圧倒される。

太陽の日で周りの景色が見えてきた
太陽の日で周りの景色が見えてきた
その上にある雲で再び太陽が隠れたが、この景色も美しい
その上にある雲で再び太陽が隠れたが、この景色も美しい
そして、太陽が完全に姿を現す
そして、太陽が完全に姿を現す
私のカメラで撮った朝日。性能は低いカメラを腕でカバー
私のカメラで撮った朝日。性能は低いカメラを腕でカバー
10分の1程度のスペックだが、腕次第でどうにでもなる
10分の1程度のスペックだが、腕次第でどうにでもなる

特別な日の出だった。日の高さで徐々に岩肌の色が変化し、影がダイナミックに動く。

モニュメントバレーの朝。パノラマ
モニュメントバレーの朝。パノラマ

時間が過ぎる度に、もう同じ景色は当面みれないいや、一生みれないかと思い心と目に景色を焼きつける。もちろん、SDカードにも。

太陽があがって辺りの景色も明るくなったころ、後ろをみると虹がでていた。二人ではしゃいで虹を撮りにいった。

後ろを振り返ると虹が見えた
後ろを振り返ると虹が見えた

巨大な虹のもう片方
巨大な虹のもう片方
虹の様子をパノラマで撮った
虹の様子をパノラマで撮った

温度も少し暖かくなってきたので、ツアーに参加しようと思ったが、とりあえず次の目的地グーズネックに行って時間があったら再びモニュメントバレーでツアーに参加することにした。

道沿いから見たモニュメントバレーの一部
道沿いから見たモニュメントバレーの一部

モニュメントバレー(Monument valley)を眺め、カイエンタ(kayenta)に泊る

グーズネックス州立公園へ行く

2013年のアメリカ旅行記事一覧

【アメリカ新婚旅行】 5日目 part2 アーチーズ国立公園 (Arches National Park)

アーチーズ国立公園へ行く

デッドホースポイントを見終わったら再び Utha 313号線へ戻り元来た道を戻る。
U.S. Route 191号線にぶつかったら右折し南方面に行く


大きな地図で見る

しばらくすると、大きな岩を迂回するように大きなカーブを曲がるとその先にアーチーズ(Arches)国立公園の入り口が見える。

大きな地図で見る

反対側から来たほうが入りやすいく、ゲートの入り口で渋滞になっていた。

とにかく、平日にも関わらずこの渋滞ぶりは凄い。

ゲートでは、年間パスをみせて通る。

巨石の自然のアートの世界に

ゲートを通ると、巨大な岩を登るように道が進む。巨大な岩を登りきると台地に出る。
天気も良かった。青い空、照りつける太陽と澄んだ空気で気分は最高に良い。
走っているとところどころに駐車場がある。その駐車場は景色を見るためのもので、遠くに見えるアーチや、今にも落ちそうな岩のバランスロックやら色々ある。
ちなみに、アーチーズには、アーチ状の岩が何個かある。今回は全て見ないが、駐車場から直ぐに見える場所もあれば、トレッキングでしか見れない所も数か所ある。

アーチーズ(Arches)は、ユタを代表する国立公園であり、ユタ州の車のナンバープレートのデザインにも採用されている、岩のアーチである。
アーチーズの見どころは、デリケート・アーチ。ここはトレッキングをして見に行かなくてはならない。
トレッキングは、ちょぅとした山を登り。山は岩肌むき出しで日陰の休憩場所がほとんどない。夏じゃなくとも十分な飲み水を用意しておくこと。
舐めてかかると、後で痛い思いをします。

アーチーズ入り口付近にある巨大な岩。
アーチーズ入り口付近にある巨大な岩。

とにかく、メインのデリケート・アーチへ向かう。

トレッキング

駐車場につくと、ガチ登山の格好した人が数人いた。はっきり言ってあそこまではやりすぎだと思うが、用意をするに越したことはない。
もしかしたら、観光の人とは違うルートで行くのかもしれない。
我々の装備は、リュックとスニーカー、水は水筒とペットボトル、そしてジャパニーズの証しであるヒラヒラ付きの日傘である。

登山口の近くに古い家がある。昔の開拓時代の家を歴史的な意義で残しているらしい。家を見ると立派な丸太で組まれている。
しかし、この一帯にこのような立派な丸太はない。遠くから運んで来たのか、それとも昔生えていたのを全て伐採してしまったのか。
もちろん、冬は雪が降るほど寒いのでもし以前はここにも大木があったとすれば全て伐採してしまったのであろう。
もし初めからそんな大木がなければ、こんな不毛な土地に住もうなんて思わない。それとも当時にしては豪華な別荘だったのか。

開拓時代の家らしい。近くの説明によれば一家で暮らしていたようだ
開拓時代の家らしい。近くの説明によれば一家で暮らしていたようだ

登山を始める。最初は、結構周りもテンション高くて走りながら登っている親子などもいた。
しかし、10分もするとみなしんどい顔になってくる。とにかく暑い。日差しを遮るものがない上に、地面も砂地から岩の上になってくる。
岩からの反射熱もあり板挟み状態になる。

デリケートアーチへのトレッキング
デリケートアーチへのトレッキング

人もまばらで
人もまばらで

途中途中で、石を積み上げたものがある。恐山を彷彿とさせるが。

迷ったらこれを見印にするとよい
迷ったらこれを見印にするとよい

これは、道を位置を表したオブジェであった。迷ったらこの石を積み上げてあるオブジェを見ながら進むとよい。
ゆっくり歩いていると、集団にはぐれて周りに誰もいなくなるときがある。

登りきったところで一瞬道に迷ったがなんとか戻れた。とにかく暑くて、思考能力も衰える。
20分ぐらい登ったところでやっと急な登りがなくなった。

やっと登りが終わりかというときに回りに誰もいなくて一瞬焦った
やっと登りが終わりかというときに回りに誰もいなくて一瞬焦った

そして、やっと休憩できる場所があった。大きな岩がありそこの下が日陰になっていた。

やっと少し休める所を発見
やっと少し休める所を発見

地面は少し平坦になっていて、弱い所が浸食でくぼみになってデコボコしていた。
終わりはまだか。この大きな岩を超えた先に
終わりはまだか。この大きな岩を超えた先に

休憩が終わればまた出発。少し歩くといかにも最後の登りと行った場所についた。
上をみると狭い道を登るようだ。人々がお互いにぶつからないように歩いている。
我々も同じようにそこを登る。

道も狭く、踏み外せば崖
道も狭く、踏み外せば崖

踏み外せば崖。景色は絶景
踏み外せば崖。景色は絶景

自然の芸術デリケートアーチに出会う

途中に岩の間に穴があいた場所があり、そこの穴から写真を撮るひとがいた。私も岩を登り同じように上るとそこからデリケートアーチが見えた

岩の上に穴が開いている。これもアーチーズができる前段階か
岩の上に穴が開いている。これもアーチーズができる前段階か

登ってみてみると、穴の向こうにデリケートアーチが望める
登ってみてみると、穴の向こうにデリケートアーチが望める

少し遠かったが感動した。その場所を降り妻に後少しで到着だとつげ先を急ぐ。
大きな岩を登るような道だ。その細い道から岩を大きく回りこんだ先に目的のデリケートアーチが現れた。

先ほどとは違い、目の前にあるデリケートアーチは巨大で写真でみるより遥かに大きい。
しかし、大きさよりもその威厳ある佇まい、力強く地から生えているその姿はまるで別の惑星にいるかのような感覚になる。
しばらく、呆然となった。いままで疲れはどこかに吹き飛び、唖然となって立ちつくす。
周りをみると、同じように周りもただただ立ちつくす人。

落ち着いてくると、近くによったり写真をとる余裕が出来てくる。
我々も皆と同じように近づき写真を撮った。

一番最初にみた光景
一番最初にみた光景

少し近づいて撮った
少し近づいて撮った
パノラマでの撮影
パノラマでの撮影
さらに近づいて撮った。美しく大きい
さらに近づいて撮った。美しく大きい
写真のようにすり鉢状の所にある。これも浸食と風化が作ったのか。
写真のようにすり鉢状の所にある。これも浸食と風化が作ったのか。
デリケートアーチの奥にある谷の様子。かなりの高低差
デリケートアーチの奥にある谷の様子。かなりの高低差

なにしろ、今までとは空気が違うというか見ていると本当に現実なのかわからなくなる錯覚に陥るのでしばらく時間をかけてその場でゆっくりしていた。
もちろん、体を休めるという意味もあったが暑い事も忘れてしばらく見入っていた。

名残惜しいが、時間がない。体力も回復したので帰る事にした。

デリケートアーチも中盤にあるよ

デッドホースポイント (Dead horse point)

アーチーズ国立公園 (Arches National Park) からモアブ(Moab)へ

2013年のアメリカ旅行記事一覧