乾燥した不毛な大地 ユタ州東部
Moab から、Kayenta までの道。途中からインディアン居留地となる。
どこも赤い大地と乾いた空気に照りつけるような太陽が印象的だ。
ここは、いわゆる不毛な大地。稀にみる畑には必ず巨大な散水機がある。
電力なしの農業は成立しないようだ。
私はここの気候が好きだ。乾燥した空気は不純物がないような感じがする。
照りつける太陽も、心地よい。長時間は辛いが日陰に入ってしまえば心地よい温度となる。
なんと言っても空の青い部分が綺麗。雲があると白と青のコントラストが際立って美しくなる。
なので、エアコンをかけて運転中は非常に心地がよい。
腕など太陽の日に当たっている部分は確かに熱いが、余計にエアコンの冷たい空気が気持ちよく感じる。
やはり、快適に過ごすにはエネルギーが必要だと言う事が実感できる。
いまでは不毛な土地であるが、かつては森があり木があったようだ。その証拠に周辺に立派なインディアンの遺跡がある。
遺跡には沢山の木が燃やされたあとや、建物に沢山の木が使われた痕跡がある。
しかし、人口爆発とエネルギー問題で全ての木は倒され現在の不毛な砂漠になってしまったようだ。
この気候では、森の再生スピードと人間が使う資源とでバランスが取れないのであろう。
考えてみるとこの灼熱の太陽。少ない曇りと雨。日中と夜での温度の高低差。これらを上手く利用すれば自然エネルギーで自活もしくはエネルギーの売買で商売できるのではないか。
しかし、もしそれらを上手く使える技術が出来たときには、後から来た人たちに再び土地を奪われるインディアンの姿が見えなくもない。
突然あらわれるアーチ。
さて、道は U.S. Route 191号線を南下。
しばらく行くと、道沿いにアーチが!!
Wilson Arch (ウィルソンアーチ)というらしい。
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道を進むと、モンティセロ(Monticello) という町にでる。さらに少しいくと、ブランディング(Blanding)という町につく。
どちらも、この田舎にしては結構な町といった感じでなぜこのような辺鄙な所に二つの町が隣接してるのか謎は残る。
その先に、Utah州立道路 262 と交差する所があるので左折すると、ホーブンウィープ(Hovenweep) という所に行ける。
今回は行ってないが、立派なインディアンの遺跡がある。
写真でしか見てないが、不思議な感じと歴史のロマンを感じるので是非行ってみたい。が、今回は時間がなく左折せずに先を急ぐ。
しばらくして、ブラフ(Bluff)という町を過ぎると道はU.S. Route 163号線となる。
遂にモニュメントバレーが見える
U.S. Route 163号線に入ってしばらくすると、グーズネック州立公園(Goosenecks State Park) のへの行く道と交差するが、そこには明日行くことにした。。
このU.S. Route 163は、景色が良いので有名で、遠くに見えるモニュメントバレーが時間や位置で表情を変える。
ただ、このとき妻が運転しており彼女いわく
「道路の線しかみてない」との事だった。
たしかに、道は路肩が少なくすぐそこが崖のような所もあるので少し難しいようだった。運転を代わり再び車を走らせたがしばらく彼女の機嫌は治らなかった。
綺麗な場所があるたびに止まって写真を撮る
しかし、近づいてくモニュメントバレーの美しさみたらそんな不機嫌も一瞬にして不機嫌が治った。
モニュメントバレーは明日行くので今日は入り口は通りすぎてそのまま、カイエンタ(Kayenta)を目指して走る。
段々、日も沈んできた。通り過ぎる車の運転手を見るとネイティブアメリカンの方が結構いた。
ちなみに、この事を妻に言ったら
「インディアンどこにいるの?」と騒いでいたが、彼女はどうやら羽などで装飾されている姿を想像していたようだ。
普通のTシャツ一枚だよ」というと残念がっていた本人もTシャツだったが。
本日の宿を決める
モニュメントバレー園内に最近ホテルが出来たのとのことで出発前から予約をとろうとしたが一杯で取れなかった。入口付近にあるホテルも予約が取れなかった。
カイエンタに行けばどこか泊る所はあるだろう。
なので、カイエンタにある、カイエンタモニュメントヴァレーインに予約無しで行くことにした。
宿に行き空きを聞くと、喫煙しかなくしかもお高く2 beds の部屋で 300ドル近くした。いや、こんなにお高い所泊ったのは今回の旅で最初だったが、時間もないし他を選んでいる時間に埋まってしまったら怖いのでここにする。
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夕飯はジャンク。野良犬が狙ってる
ホテルにレストランがあるが、そんなの使えるわけなく隣のコンビニでジャーキーとポテチを購入。
妻はポテチが大好きだが、、ポテチを持つ妻の顔は険しかった。しかし、妻がサラダを発見するとテンションが上がった。
どうやら、深刻な野菜不足の陥っていたようだ。
日本ではポテチ規制を敷いたぐらいだったが、この時はポテチがあっても嬉しそうな顔をしてなかった。
アメリカの旅でレストランをケチると、野菜を食べる機会がなくなり野菜不足に陥る。炭水化物、乳製品、肉は手に入りやすいのでサラダや野菜があればすぐに手に入れることだ。
テンションの上がった妻は、ホテルの看板の撮影とホテルの前にいたワンちゃんを撮っていた。
それ、飼い犬じゃなくてノラ犬だから狂犬病とか気を付けて。というと妻は走って逃げてきた。
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2013年のアメリカ旅行記事一覧